~みなみ編㉞~ 大学生が行ってみたインドのチェンナイ

2018/04/23 学生に聞いてみた

大学生が行ってみた、インドのチェンナイ

 

こんにちは、大学生のみなみです。同級生の半数が無事に卒業し、社会の歯車となっていく一方、THE就活生の私は一喜一憂しながら社会と、自分と向き合っているつもりです。いつか私を拾ってくれる企業が現れる!はず…

 

前回から随分と日が経ってしまいましたが、3月1日の就活解禁と同時にせわしなくやっておりました。インドの都市を紹介するシリーズの第二弾は、過ごしやすさはNo.1!?南インドのチェンナイをご紹介します。

 

星のところがチェンナイ

 

【チェンナイってどんなところ?】

チェンナイは植民地時代はマドラスと呼ばれ、今でも”マドラスコーヒー”といった呼び方を聞いたことある方もいるかと思います。よく、インドに一度訪れて、インドなんて二度と行くか!と思った人、そう言っているのを聞いたことある人がいます。

私の推測ですが、その人たちは北インドしか見ていないのでは??乾いた喧騒のデリーやコルカタだけを見て、インドに嫌気がさしてしまうのはもったいないと思います。だからこそ、名誉挽回も含め、南インドを代表する都市、チェンナイをご紹介します!

チェンナイを州都に置くタミルナードゥ州は、ドラヴィダ文化の宝庫です。世界史を勉強していた人は、アーリヤ人、ドラヴィダ人といった単語を勉強したと思います(私は世界史は知りませんが)食文化や顔を見ても、北のアーリヤ人はナンやチャパティ等の小麦系の主食、にドロドロのカレーを付けて食べます。

一方、南のドラヴィダ人はボイルドライスと呼ばれ丸くて少しべちゃべちゃしたお米を、バナナの葉の上でサラサラのカレーと混ぜて食べます。

主食とカレーを一皿に盛り付けた料理も、北はターリー、南はミールスと呼ばれます。

北で話されるヒンディー語に対して、南の代表言語として言われるのが、タミルナードゥ州の州言語タミル語です。

チェンナイは、文化的にも経済的にも南インドの中心的存在で外国の公館はもちろん、商社や銀行なども支店をチェンナイに置いています。日本も例にもれず、多くの工場やオフィスを置いており、インドで日本人が一番多い都市はチェンナイです。そのため、日本語を学ぶインド人も多く、大きな日本語学校はほぼ満員でした!

 

転がり落ちてきそうなクリシュナのバターボール、横でインド人が遊びで滑り台みたいに滑り落ちてます

サリーに細かい絵柄を手作業で描いています、受け継がれし伝統技術ですね

 

【私が見てきたチェンナイは…】

雰囲気的にも良い意味で保守的な気がしました。ムンバイやデリーと比べ、サリーやクルタ(横にスリットがはいったワンピースとレギンスを組み合わせた伝統衣装)、髪が長くて、髪に花を付けている女性が多かったです。

町中ではカラフルで背の高いヒンドゥー寺院がたくさんあり目をひきます。

有名な観光地、世界で2番目に長いと言われる「マリナビーチ」、世界遺産にも登録されている「マハーバリプラムの遺跡」、何故か転がらない不思議な岩「クリシュナのバターボール」、楽しめるところがたくさんあります。

チェンナイの日本語学校が企画したJAPAN FESTIVAL的なイベントに参加させて頂いたのですが、日本語を学んでいるインド人がAKB48の365日の紙飛行機を歌ってくれたり、戦時中に広島で千羽鶴を折った貞子さんのエピソードも紹介した上で、折り鶴を折るワークショップをしていました。

日本人が多いので、日本料理屋やラーメン屋があって、日本人は極めて快適にインドの駐在も過ごせると思いました。

北インドに疲れたら、まず南のチェンナイで楽しんでみましょう!

 

日本文化フェスティバルで日本語を紹介している様子、漢字、カタカナ、ひらがな…多い!!

インドの理系女子と写真、鮮やかな衣装が素敵ですね

 

 

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