2018/09/23 インド滞在記担当者ブログ
「お、また停電か。。」
突発的に起こる停電に対して、かなりの耐性がついてきました。Yukaです。パトナ校編2回目の今回は、グループディスカッションと個別面接の様子をお伝えして行きます。
その前に、通常のPIITs学生選定フローをこの場で改めてご紹介できたらと思います。
1, レジュメチェック
PIITsに応募してきた学生のレジュメをチェックします。主にCGPI*を確認し、基準値をクリアした学生に対して、オンラインコーディングテストのアカウントを発行します。
(*CGPI・・・GPAのように学生の大学での成績を表すものです。10.0が最高点、通常7.5以上の成績を取ると非常に優秀とされています)
2, オンラインでのコーディングテスト
Hackerearth社が開発しているHackerearthというコーディングスキル測るためのオンラインテスト使用しています。この会社はインドのバンガロールに本社があり、設立者2名はIITの出身です。Amazon本社やSAPなどでもエンジニアスキルを測るために使用されています。
出題する問題のカスタマイズが可能となっており、事前にお申込みいただいた企業様が要望するスキルセットにあわせて、毎年テスト内容を変更しています。
3, グループディスカッション
6-8人のチームに分けて、ディスカッションを行います。ここではチーム内でのコミュニケーション能力、あとは英語力があるかどうかチェックをしています
4, 個別面談
2, 3を通してコミュニケーション能力、英語力、そしてエンジニアとしての技術力の3つを持ち合わせていると判断した学生に対し、個別面談を実施します。ここではPIITsのインド統括責任者であるテジュさんが面談を担当します。PIITsへ応募した動機や、日本への就業意欲を確認します。
1〜4までの選考を通過した学生をリスト化。その後PIITs導入企業にお渡しし、気になる学生数名とSkypeでの面談を経て受け入れ学生を決定していただいています。
今回は現地で実施した3と4の実際の様子をお伝えします。
グループディスカッションの様子
グループディスカッションはAdmin Blockで実施しました。今回は8人1組の計5チーム。各チームのディスカッションには(株)オズビジョンのお二方、テジュさん、そして私の4人が同席しました。ディスカッションテーマは毎年異なりますが、今回はオズビジョンさんが考えてくださった「What is leadership? (リーダーシップとは何か?)」という質問にしました。
ディスカッションの実施時間は約20分。最初の3分でそれぞれ自分の意見をまとめ、次の15分でディスカッションを実施。その後ラスト2分でチーム代表者を1人選ばせ、チームの答えをまとめ発表してもらいました。
リーダーに必要な要素を思いつくまま挙げてから、リーダーシップの本質を導き出そうとするグループ。既にリーダーとして活躍している人物を挙げて、その中から共通項を導き出そうとするグループ。グループによって答えの出し方はそれぞれでした。
ディスカッションは導き出した答えよりも、自分の意見の組み立て方、チーム内での振る舞い、そしてPIITsの学生選考の場合は英語力を確認する為のものです。そこは重々わかってはいるものの、やはり学生の考える「リーダーシップとは何か?」という問いに対する回答は、聞いていて面白いものでした。
全てのディスカッションを終えた段階で、初日の学生選定は終了。事前に学生に受けてもらったオンラインテストスコアとディスカッションの内容を踏まえて、個別面談を実施する学生を決定しました。
個別面談の様子
個別面談はグループディスカッションが実施された場所と同じAdmin Blockで実施されました。IITパトナ校の採用課事務所の隣が、面接用のスペースになっています。
面接室の待合室
奥にはインタビュー室が6部屋
インタビュー室はこんな感じ
普段なかなか入ることができない場所です。そして個別面談がスタート。通常はPIITs選考→最終面談(Skype面談)の流れになりますが、今回は非常に良い学生が多かった為、PIITs選考とオズビジョンさんの面接2つを同時進行で進めました。
テジュさんの方では、PIITsへの志望動機はもちろん、日本での就業意欲に関して面接をしていきます。
オズビジョンさんの面談では、インターンシップ中にどんなことを成し遂げたいか、また、自分のこれからの人生でどんなことを成し遂げていきたいか等、短期的な目標はもちろん長期的な目標等を学生に尋ねていました。
面談終了後
個別面談を開始してから、おおよそ8時間ほどで全て終了。その後、それぞれの学生の評価をまとめ共有し合いました。コーディングテスト結果、グループディスカッションでの振る舞い、面談で把握した本人の指向性や日本での就業意欲等全てを踏まえ、オズビジョンさまでAshu君とVish君の受け入れが決定しました!
右がVish君、左がAshu君です
受け入れが確定した学生と再度面会し、フィードバック。その後、皆で記念撮影。来年夏、日本で会えることを楽しみにしています。
今回はIITパトナ校より60名の学生がPIITsに申し込んでくれました。学生選定の結果、オズビジョンさんに受け入れていただく2名が確定。そして、PIITs候補生としてリスト化し各企業にご紹介する学生5名を決定しました。PIITsを導入いただく企業様にご紹介するのが楽しみです。
パトナ2日目はこれにて無事終了しました。
次回はIITパトナの施設や、今回我々が滞在したゲストハウスについてご紹介していきます!