インド工科大学訪問記⑧ IITマンディ校とその周辺を探検してみた

2018/11/27 インド滞在記担当者ブログ

「日本の山奥とそんなに変わらないね、本当は日本にいるの?」
マンディ校周辺で撮影した写真を母に送った際、こんなメッセージが送られて来ました。この大学の周辺は緑が多く、日本の山奥に似ていて親近感が湧きます。

こんにちは、Yukaです。前回はマンディ校での学生選定の様子や、Patna編に続き、学生選定のフローや詳細に関してお伝えさせていただきました。

学生選定も終了した翌日、大学内敷地を案内してもらう事となりました。本当はマンディ市にもバスで行こうかと思ったのですが、大雨でキャンセルに。次回訪問の際のお楽しみにしておきます。今回のブログではマンディ校敷地内と、その周辺を写真をメインにご紹介していきます。

滞在していたゲストハウスからの景色がこちら。私がマンディに滞在している期間、町周辺は記録的な豪雨。インド国内でもニュースになるレベルでした。。その影響もあってなのか、早朝は霧が本当に濃かった印象が強く残っています。山の頂上が全く見えない。。

今回大学を案内してくれたのは、PIITs2018にマンディ校から参加したKislaya(左)とPulkit(右)の2名。日曜日で大学お休み&雨の中会いに来てくれました。ちなみにこの2名は日本での就業が決まっているので、来年10月に来日予定です。大学は北キャンパスと南キャンパスがあるそうで、今回私が訪問したのは南キャンパス。もう1つのキャンパスにも行ってみたかったのですが、日曜日でバスの本数が少ない&雨ということで南キャンパスのみ探検する事にしました。

こちらが校庭。広くてとっても綺麗。運動部の学生がトレーニングをしていたり、大学で飼っている犬が走り回ったりしていました。(最初は野犬かと思ってびっくりしたのですが・・・)卒業式の際にはここで皆で写真を撮るのが恒例だそうです。ちなみに、校庭の奥の山に一本筋のような線が見えるかと思います。マンディ校に来る際はこの一本道をずっと通って来ました。実際にこの道を走っている時には気づかなかったのですが、こんなにも急斜面を削った道だったとは。。マンディへのアクセスは必ずと言っていいほどこの道を通ることになります。

バスケコートも。普通に雨は降っています。

大学内の道はもちろん舗装されていますが、中には道無き道も。え、ここ進むの?と思ったような道もぐんぐん進んでいきました。笑

大学近くには大きな川が流れています。私の地元近くの川に似ていて、非常に親近感が湧きました。大学内は自然が溢れています。

この日は大雨で増水していると聞きましたが、普段もそれなりの水量があるそう。夏場の暑い日など、授業の合間に水辺に行けるのは楽しそうですね。

また、水辺には猿やマングースがいるそうです。野生のマングースなんて日本で見る機会がないので、是非川の近くに降りてみたいなと思っていました。しかし、川のほとりまでの道には現在封鎖中の標識が。Pulkitに理由を聞くと、数週間前に川のほとりにLeopardが出たとのこと。「Leopard?確か山猫か何かだったかな。」と思いスマホで検索してみると、日本語で「ヒョウ」。。野生のヒョウって。。出くわしたら100%狩られる気しかしなかったので、大人しく川のほとりに降りるのは断念しました。

ちなみにKislayaいわく、IITマンディ校に入学した際、入学式の後に大学生活に関するオリエンテーションがあるそうです。野生動物と対峙した時の対処法もそのオリエンテーションに含まれています。詳しく聞いてみると、ヒョウと対峙した際は、両手を広げて自分を大きく見せる。そうすると、ヒョウが怖がって逃げていくそうです。なるほど。。

また、クマと対峙した際の対処法も教えてくれました。ヒョウの時とは逆に、前傾姿勢で丸くなる。これがベストだそうです。(この時点で大学付近にクマが出没するということを初めて知りました。もうちょっと早く言って。。) ちなみになぜ前傾姿勢で丸くなるのかというと、お腹や臓器を守る為とのこと。若干かじられること前提の対処法は斬新ですね。なお、マンディ校訪問者にはこれらレクチャーはありませんので、マンディ校訪問の際は是非覚えておいてください。

ゲストハウスから大学までは徒歩10分かからないくらいの距離です。道中、何箇所か確実に事故が起きた場所が残っているのでご注意を。私は歩きスマホをしていて落ちそうになりました。

そして背中に気配を感じ、振り返ると牛が。インドあるあるの1つ、何処にでも牛が出てくるスタイルはマンディでも同じです。道中牛に遭遇した際は、微笑みながらそっとその場を立ち去ってください

以上、Mandi編でした。

翌日は朝6時にゲストハウスを出発。豪雨の中6時間かけてチャンディーガール空港へ。そこでテジュさんと別れ、私はデリー、その後日本に帰国しました。中々内容の濃かったIIT訪問、次回のブログでは今回の訪問まとめに関してアップしようと思います。それでは!

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