2017/09/22 学生に聞いてみた
カメルーン人に朝一で「Are you Japanese or are you Indian?(お前は日本人なのか、インド人なのか?)」と聞かれて戸惑いました、みなみです。確かに自分でもあまり日本人には見えないのかな~と思い始めました今日この頃。
なんとなく、誰かとインドについて話した時によく聞くインドのイメージを振り返ってみました。
「インドの人って本当に一日三食カレーなの?」
「えー‼道端に牛がたくさんいるんでしょ、象とかも乗りたい~♪」
「女の子でインド留学?よく両親が行かせてくれたね」
「インド人って右手で食べるんでしょ、左利きの人ってどうするんだろ笑」
「なんかカースト制度ってひどいよね、今でもあるのかな…」
みなさんインドという未知な部分が多い大国について疑問や興味・関心を持たれることもよーく分かります。私ももっと知りたいことや見たい場所があるし、まだどこか見かたが偏っている部分もあるとは思います。
しかしながら‼まだインド経験が浅い自分ではございますが‼私のいち意見として‼インドに対する疑問に回答を挙げてみたいと思いました。題して「これって本当?魅惑の大国インドの噂」
~本当に一日三食カレー?~
YesかNoかで答えるとYesよりではありますが、いわゆるカレーの定義がまず異なるような気がします。もちろん日本特有のカレーライスと呼ばれる、野菜や肉を煮込んだ茶色い料理を三回食べている訳ではありません。
朝ごはんにチャパティと豆カレー
30時間電車旅の食事、三食ほぼこんなカレー
インド人のカレーの定義は’’米やチャパティ(ナンに少し似た、丸い主食の定番)と一緒に食べる、液体ベースの料理’’だと感じました。なんと広い‼つまりインド料理屋さんで見るようなチキンカレーやほうれん草カレーももちろん’’カレー’’です。しかし、適当に野菜を塩やスパイスで似た、ポトフのような料理も、私がインドで作った親子丼の上の部分もカレーと呼ぶことができます。
だからインド人に毎日三食カレーか否かを聞くとYesと答えるかもしれませんが、そもそも定義づけが難しい料理なのでした。
~どこにでも牛とか象がいる?~
確かにどこでも牛を見かけます、どちらかというとやはり都市部よりは農村部のほうが多いように思います。象を見かけた記憶は、お祭りとか寺院の客よせ目的の象くらいだった気がします。
どこかの餌付けされている牛、角が長い
道端の牛に特別感がないので写真がこれしかありません!笑
もちろんインドで大部分を占めるヒンドゥー教徒は牛を食べないし殺さないので牛が多い、と言うよりは減らないという表現のほうが合っているかもしれません。ちなみに外で見かけるような牛、いわゆる野良牛はほとんどが雄牛らしいです。というのも、インドは乳製品も多くて牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター等の消費量も供給量も多いように思います。
しかしそんな牛乳を与えてくれるのは雌牛だけ…有益な雌牛は家畜として養われますが、雄牛の役目は種をつけることくらい…?しかし殺して食べる選択肢もヒンドゥー教徒には無いので多くの雄牛は餌を求め野良牛となっていくケースが多いそうです。食べ物がありながらも囲われて生きる雌牛と、生きるために外をふらつく雄牛、どちらが幸せなことやら…